真の共生社会実現求め 盛岡 全国ろうあ者大会式典
聴覚障害者の社会的地位や福祉の向上を目指す第73回「全国ろうあ者大会」(全日本ろうあ連盟主催、県聴覚障害者協会主管)の大会式典は15日、盛岡市の盛岡タカヤアリーナで開かれた。全国から約2600人が集い、東京2025デフリンピック開催や手話施策推進法制定を契機にした共生社会の実現を求める大会決議を採択した。
同連盟の石橋大吾理事長は今国会で成立の見込みとなった手話施策推進法が真の共生社会実現の基盤になることを願い、「これからも力を合わせて人々の心の中に根強く残る無意識の差別や優生思想を取り除き、真の共生社会の実現を目指そう」とあいさつ。大会実行委員長で県聴覚障害者協会の千葉孝会長は2024年4月施行の県手話言語条例を踏まえ「すべての市町村で成立させるべく全力で取り組む」と述べた。
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