一関・平泉

野焼祭に自信作 藤沢中 全校生徒が共同制作【一関】

藤沢野焼祭に向け、力を合わせて作品を完成させる藤沢中の生徒

 一関市藤沢町の藤沢中学校(鈴木秀行校長、生徒196人)は、8月に開催される「縄文の炎・藤沢野焼祭(のやきまつり)2017」(実行委主催)を全校参加で盛り上げる。生徒たちは13日まで5日間かけて班ごとに制作に励み、土器や動物などの大作を仕上げた。

 同校生徒は毎年、学年を超え地区単位で班を編成し、作品を共同制作して野焼祭に出品。2013年には最高賞の塩野半十郎大賞に輝くなど、常に入賞を果たしている。

 今年は6月30日に班ごとの作品テーマを決め、5日間にわたって制作。大量の粘土を使い、みんなで力を合わせて図面に描いたアイデアを形にした。

 このうち、17・18区の7人は「僕の先祖」をテーマに、お化けと埴輪(はにわ)を合体させた作品を制作。リーダーの昆野幸輝君(3年)は「最初の構想に比べアレンジが加わって、とてもいい作品になった」と語った。

 教科書に載っていた「ルビンのつぼ」をテーマにした19区の9人は、独特の形のつぼを完成させ、及川潤さん(同)は「難しかったけど、みんなで協力していい作品ができた。縄目のような模様がポイント」と出来上がりに満足げ。

 13・16区の4人は「ウミガメ」に挑戦し、千葉如奈さん(同)は「見る人に伝わるよう大きく表現し、卵からかえった赤ちゃんも作った」とアピールした。

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