記者わーぷろ

新たな世界<12224>

 先日、ふと思い立って双眼鏡を購入した。バードウオッチングや天体観測のためではなく、コンサートの出演者をはっきり見るのに役立てたかった。使い勝手の良さや価格などをいろいろ検討した末、倍率が高過ぎないシンプルな機能のものを選んだ。試しに外に出て、接眼レンズをのぞき込んで目幅とピントを合わせた。すごいの一言だった。200メートル以上は離れているだろう建物の名称がくっきり読める。すべてがぐっと近づき、遠くが見えるということはこれほどまでに楽しいのかと感動した。もちろんコンサートでも大活躍。かなり後ろの席に座っていても、まるで最前列に居るかのようにステージが見えた。しばらく理由もなく持ち歩いてしまいそうだ。(森)