日日草

2020年10月29日

 県内の交通事故死者数が気になる。県警によると4月末時点の今年の死者は20人で前年比7人増など前半は昨年を上回るペースで推移。死亡事故がゼロだった7月からマイナスに転じ、現累計は同5人減の36人(25日現在)。昨年は年間死者数が45人と66年ぶりに50人を下回った年で、記録更新も期待される

▼昨年の死者のうち16人が乗車中で、シートベルト着用8人、非着用6人、不明2人。非着用のうち5人は着用していれば命が助かったと推察されている

▼シートベルトは1899年に英国で車外に放り出された2人の死亡事故を機に開発されたという。日本では1969年に運転席に設置し、順次拡大して高速道が罰則付きで着用義務化後、92年に一般道へと拡大された

▼県内の着用状況(昨年10月)は一般道の運転席が99・7%、助手席が98・3%でともに全国3位、後部席は43・5%で15位。高速道は運転席、助手席とも100%で全国1位、後部席は88・4%で2位。極端に低い一般道の後部席の着用率向上が課題だ

▼国土交通省は、シートベルトを着用しない状態を音と表示で知らせる装置の設置義務化を今秋の新型車から全座席に拡大した。一度身に付けば着用しない方がむしろ落ち着かなくなるもので、習慣化が肝要だ。