一関・平泉

「一戦必笑」期して 花泉中ソフト部 2年連続全国出場【一関】

全国大会に出場する花泉中ソフトボール部

 一関市の花泉中学校ソフトボール部は、本県女子代表として17~20日に鹿児島県で開かれる第39回全国中学校ソフトボール大会に出場する。全国大会出場は2年連続2度目。選手たちはチームのスローガンである「一戦必笑~最高の仲間と挑戦」を胸に、全力プレーを誓っている。

 花泉は東北大会(5、6日、仙台市)で初戦の2回戦、準決勝を危なげなく突破し、決勝に進出。決勝では東雲・能代東(秋田)に特別延長の末、3-5で惜しくも敗れたが、準優勝で全国切符をもぎ取った。

 1、2年生のみで出場した前回大会で1回戦敗退を喫し、悔しさをばねに猛練習を重ねた。上位打線は勝負強さに磨きが掛かり、佐竹春香選手、千葉里緒菜選手(ともに3年)ら下位打者も打率を上げ、どこからでも得点できる打線をつくった。

 昨年の課題だった失点の多さも、投手陣の成長で大幅に改善。速球派の左腕菅原姫衣(3年)、技巧派の右腕菅原菜々美(同)、2年生右腕阿部菜々とタイプの違う3投手をそろえ、県大会は全4試合で1失点、東北大会は全3試合を6失点で切り抜けた。

 全国大会では、18日の1回戦で矢作北(愛知)と対戦する。4強入りを目標に定め、秋尾幸治監督は「走攻守ともに去年よりパワーアップした。特に打撃はヒットになる強い打球を打てるようになった」と自信を見せる。

 一方、東北大会決勝で1-0で迎えた七回に同点に追い付かれたことに触れ、「上に行けば1点の重みが大きくなる。残り期間で守り切る力、打ち勝つ力を伸ばしたい」と追い込みを掛ける。

 全国大会出場決定後、第3代表決定戦で敗れた東和(福島)から激励の千羽鶴がチームに贈られた。東和とは練習試合や合同練習などで共に汗を流した間柄。千葉梨々花主将(3年)は「千羽鶴をもらえて、本当にうれしかった。全国では今までの練習の成果を出し切り、東和中の分まで全力で戦う」と敗れたチームの思いを背負い、中学校最後のひのき舞台に挑む。

 ◆花泉中メンバー
① 投 手 菅原 姫衣(3年)
② 捕 手 佐藤  優(2年)
③ 一 塁 千葉里緒菜(3年)
④ 二 塁 菅原菜々美(3年)
⑤ 三 塁 皆川 亜耶(3年)
⑥ 遊 撃 皆川 琳果(3年)
⑦ 左 翼 佐竹 春香(3年)
⑧ 中 堅 佐藤 小雪(3年)
⑩ 右 翼 千葉梨々花(3年)
⑨     緑川 陽和(2年)
⑪     阿部 菜々(2年)
⑫     千葉 真優(2年)
⑬     高泉 璃音(2年)
⑭     菅原  結(2年)
⑮     岩渕 彩乃(2年)
⑯     佐藤  楓(2年)
⑰     菅原 恵子(2年)
⑱     小林 靖南(2年)

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