一関・平泉

【momottalk】五輪目指す女子高校生プロスノーボーダー 岩渕麗楽さん

 岩手日日電子新聞momotto独自のロングインタビュー企画「momottalk(モモットーク)」。momotto創刊と同時に掲載した初回は、全日本スキー連盟(SAJ)の2017~18年シーズン・スノーボード女子強化指定選手として、来年の平昌冬季五輪出場を目指す岩渕麗楽さん(15)=一関学院高1年=にスノボとの出会いから来シーズンへの意気込みまで、じっくり話を聞きました。momottoプラスのメニュー「ナンダリカンダリ」から閲覧できます。

―― 7月に一関市トップアスリート育成強化支援事業の第1号育成強化選手(必要経費が年間30万円を限度に補助される)に認定されましたが、今の心境は。

岩渕 海外の大会が多く、これからワールドカップに出場するようになると金銭的にも大変なので、すごくありがたいお話だし、地元に応援してもらえることもうれしいです。新聞に写真が載ったので、近所のおじいちゃん、おばあちゃんに声を掛けてもらいました。

―― その後、SAJから「SNOW JAPAN」強化指定を受けました。これも2016~17年シーズンの活躍が高く評価されたのだと思います。世界ジュニア選手権(3~4月・チェコ)での2種目の銀メダル獲得も含めて、昨シーズンは手応えを感じ取ったのでは。

岩渕 う~ん…。大会で勝てたりとかはしたんですけど、自分が・・・【続きを読む】

―― スノーボードとの出会いは。

岩渕 始めたのは4歳です。両親がやっていたので、その流れで。小さい頃はすごく嫌がっていたみたいだけど、小学1年生の時、1人でもゲレンデの上から滑れるようになったら楽しくて、自分からやりたいと思うようになりました。

―― 大会に出始めたのは。

岩渕 県内のスキー場でスノボの回転種目のシリーズ戦があって、小1から・・・【続きを読む】

―― スノーボーダーとしての特長、課題を自己分析すると。

岩渕 技が大崩れしない、本番に強いのがいい所だと思います。ジャンプの高回転にこだわる人もいますが、私は技全体のクオリティーを重視しています。これはお父さんから教わったことで、自分の中で当たり前になっています。決勝に進むと予選順位が上の選手は後から滑りますが、緊張をごまかそうとしないで、何も考えずに集中してやるとうまくいきます。課題は大技の成功率がまだ低いこと。勝ちたい時に出す技は、ちゃんと立てるようにしたいです。

―― 今春のアメリカ合宿で三回転の大技を習得したそうですね。動画(第2回に掲載)で見ると、そのすごさが素人でもよく分かります。

岩渕 女子では世界で数人しかできない「バックサイド・ダブルコーク1080」に成功しました。実際のコースでは・・・【続きを読む】

 

 

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momottoメモ

岩渕 麗楽(いわぶち・れいら)2001年12月生まれ。一関市東山町出身で、4歳からスノーボードを始める。小学生当時から各種大会で活躍し、中学1年生でプロデビュー。2017年3~4月の世界ジュニア選手権では2種目で銀メダルを獲得した。今春、一関学院高校に入学。ナショナルチーム「SNOW JAPAN」強化指定選手として、2018年平昌冬季五輪出場を目指している。

《主な経歴・大会成績》
2014年 スノーボード・ナショナルチーム強化指定選手(女子スロープスタイル)
2017年 全日本選手権女子スロープスタイル優勝、ビッグエア3位/世界ジュニア選手権女子スロープスタイル、ビッグエア2種目準優勝/一関市トップアスリート育成強化支援事業・第1号育成強化選手/スノーボード・ナショナルチーム強化指定選手(女子スロープスタイル、ビッグエア) 

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