来年は盛岡で開催 東北絆まつり 5、6月の2日間予定【岩手】
東北絆まつり実行委員会を構成する盛岡市と盛岡商工会議所は2日、東日本大震災からの復興を願って東北6県を代表する祭りを集めた「東北絆まつり」の2回目が、2018年に盛岡市で開催されると発表した。
谷藤裕明市長と谷村邦久会頭らが同日、市役所で会見して発表した。
絆まつりは、11年から16年まで東北6県を一巡して開催された「東北六魂祭」の後継イベント。引き続き連携して東北の復興と元気を発信しようと今年6月に仙台市で初めて開かれ、2日間で計約45万2000人が来場した。
盛岡開催は、18年5月中旬から6月末までの間の土、日曜日の2日間に予定。絆まつりには、盛岡さんさ踊りをはじめ、青森ねぶた祭や秋田竿灯(かんとう)まつりなど6県の県庁所在地で開催されている祭りが参加しており、盛岡開催も同様の内容となる予定。今後、パレード会場や実施内容などについて関係機関と協議を進める。
谷藤市長は、沿岸被災地の郷土芸能などを披露する場も設ける意向を示した上で「来場者に東北の熱気あふれるまつりを楽しんでいただき、被災地に元気を届け、復興への思いを強くしていただけるよう準備に万全を期したい」、谷村会頭は「来場者をおもてなしの心でお迎えし、まつりのみならず岩手、盛岡の魅力を存分に発信し、地域の活性化と観光振興につなげたい。市と緊密に連携を取り、創意工夫し魅力あふれるまつりの運営に努めたい」と意気込みを示した。
12年に盛岡で開催された東北六魂祭には約24万3000人が来場しており、市は同程度の来場を期待している。