一関・平泉

冬の味、切り餅も ふるさと便発送開始【一関】

一関ふるさと便「冬の便」の農産物や特産品を前にする齋藤部会長(中央)といわて純情むすめ

 2017年度一関ふるさと便「冬の便」の出発式(実行委主催)は8日、一関市中里のJAいわて平泉西部営農振興センターで行われた。一関地方の旬の農産物や特産品を注文に応じて全国各地に届けるもので、今年度は利用者から要望が寄せられていた切り餅が商品に加わり、関係者は好調な売れ行きを期待する。

 式には実行委を組織する市や同JA、生産者、県産農畜産物をPRする「いわて純情むすめ」ら約40人が出席。会長の勝部修市長に代わり長田仁副市長が「今年は新たに切り餅がラインナップに加わり、一関の餅文化も発信できればいい」とあいさつ。副会長の佐藤鉱一同JA代表理事組合長は「今年は低温や日照不足、台風もあって生産者は苦労したが、思いのこもった素晴らしいものが出来上がった」と力を込めた。

 一関ふるさと便は古里を離れて暮らす人に地元の味覚を送ることで地域間の交流や産地ブランド力の向上を図るため1987年に始まり、今年度で31年目。16年度「冬の便」の発送件数は396件だった。

 今年度は利用者へのアンケートで得た意見を生かし、同市大東町の農事組合法人京津畑やまあい工房による「切り餅」を取り入れた。新米「ひとめぼれ」、もち米、曲りねぎ「一関特産やわらか美人」、リンゴ、いわて南牛、凍豆腐、赤荻みそ、厳美漬け(かす漬け)、一関産米を使用した米麺、里芋などを組み合わせて13コースを用意した。

 乾杯を発声した同JAねぎ部会の齋藤文秀部会長は「曲りねぎは今のところ順調にできている。寒くなるにつれて甘みが強まり、おいしくなっていく」とPRしていた。

 申し込み期間は12月6日まで。毎週水曜日に発送される。申し込み、問い合わせは同JA園芸課=0191(23)9173=へ。

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