花巻

大工仕事の一端紹介 大瀬川地区 世代間交流【花巻】

世代間交流で大工の仕事を学ぶ児童たち

 花巻市石鳥谷町大瀬川地区の小学生と地域住民による世代間交流会は23日、同町の大瀬川振興センターで開かれ、子供たちが大工の仕事や上棟式の餅まきの由来などを学んだ。

 今では見ることが少なくなった住宅新築現場での上棟式や大工の手仕事の様子を子供たちに知ってもらおうと、大瀬川活性化会議(熊谷秀夫会長)が開催した。

 同地区の石鳥谷小児童と保護者、地域住民の約50人が参加。地元で建設業を営む菅原正義さん(67)が大工道具一式を準備し、墨つぼで木材に線を引いた後、のこぎりで切り、のみでほぞ穴を掘ったりと職人の一端を披露。壁や屋根の造り方、耐震補強のための筋交いの手順などを実演した。

 同地区で22年前に行われた住宅の上棟式を映像で鑑賞し、餅まきがどのようにして行われたのかも学んだ。子供たちは「どうして餅が使われるのか」「家の上からまくのか」などと質問。菅原さんは「昔は家を新築するのが一生に一度の大切な行事だった。大瀬川でも多くの家々で行われた」と答えた。

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