年越しそば手作り えさし郷土文化館 親子ら体験【奥州】
えさし郷土文化館の年越しそば打ち体験が30日、奥州市江刺区岩谷堂字小名丸の同館で始まった。家族連れを中心に多くの来館者が訪れ、江刺産そば粉と県産小麦粉を用いた手打ちによる「二八そば」作りに熱中している。31日まで。
参加者は同館職員やインストラクターの手ほどきを受け、水まわし、こねた生地を麺棒で延ばし、包丁で切っていく工程を体験した。
同市水沢区羽田町から来館した及川栄寿さん(45)と妻優子さん(42)、娘の好ちゃん(5)=羽田幼稚園年中児=の3人も初めてのそば打ちに挑戦。好ちゃんも優子さんと一緒に麺棒を手にして笑顔で取り組み、完成後は仲良くざるそばで味わった。
調理師の及川さんは「前からそば打ちはやりたいと思っていた。面白いし、集中できた」と満足げ。優子さんも「やってみたら楽しかった」とにこやかに語っていた。
地域の食文化を体験する機会として、同館で実施している年末恒例の催し。
31日は午前10時から午後3時まで。体験料は1人1食800円(2食目以降は1食につき400円)。事前申し込み不要で、時間中いつでも体験できるが、限定200食まで。問い合わせは同館=0197(31)1600=へ。