水産加工の復興発信 33社、自慢の味アピール【岩手】
県など主催の「復興シーフードショーIWATE」は2日、盛岡市内で開かれた。県水産加工品コンクールや展示商談会に県内の水産加工業33社が118品を出品し、本県水産業の復興状況を発信した。
同コンクールは1997年から開催され、19回目。同日は審査が行われ、農林水産大臣賞、水産庁長官賞、県知事賞などを決定し、表彰した。このうち数点は、2017年デビューした「金色(こんじき)の風」に合わせて、「金色の風に合うおかず」として選定された。
オープニングセレモニーで千葉茂樹副知事は「東日本大震災から着実に復旧・復興が進んでいる本県の水産業の姿を共有してもらい、広く全国に情報配信をするため開催している。近年は地域の特徴を生かした斬新なアイデアの商品が数多く出品されており、水産業の復興を見据えた地域振興が着実に進んでいる」と達増拓也知事のあいさつを代読した。
展示商談会では、出品者が県内外の小売業者や外食産業のバイヤーらに、自慢の復興水産加工品をPRした。
コンクールの主な結果は次の通り。
▽農林水産大臣賞=「宮古 恵みのからめ味噌(みそ)」(宮古市・丸友しまか)▽水産庁長官賞=「さんりく宮古の真鱈せんべい」(宮古市・宮古水産高)▽県知事賞=東和食品(宮古市)シャイン(大船渡市)ひろの屋(洋野町)南部鮭加工研究会、マルヤマ山根商店(以上宮古市)