小林潤V、小林陵2位 UHB杯ジャンプ
ノルディックスキーのUHB杯ジャンプ大会は3日、札幌市大倉山ジャンプ競技場(HS137メートル、K点123メートル)で行われ、男子は小林潤志郎(盛岡中央高―東海大―雪印メグミルク)が1回目に最長不倒の140メートル、2回目に127・5メートルを飛び、合計271・7点で優勝した。2位は小林陵侑(盛岡中央高―土屋ホーム)、3位に伊東大貴(雪印メグミルク)が入った。
女子は岩佐明香(日大)が212・6点で制した。
平昌五輪代表の小林兄弟がワンツーフィニッシュ。優勝した兄の潤志郎は久しぶりの日本での大会に「緊張した」。1回目は風を味方につけて最長不倒の140メートルを飛んだが、2回目は距離を落とし、2本の飛距離をそろえるという課題が残った。それでも、開幕が迫った初の大舞台へ「あまり高ぶりすぎず、いい感じに調整できている」と前向きだった。
2位に入った弟の陵侑は合宿でのトレーニングで助走が安定し、「平昌に向けて非常にいい試合になった」と満足げ。初出場となる五輪についても「今は楽しみだ」と穏やかな表情だった。【時事】