夢幻の銀世界【西和賀】
西和賀町の冬の風物詩「雪あかり2018inにしわが」(西和賀雪あかり実行委員会主催)は11日夜、町内全域で開催された。過去最高となる約2万6000本のろうそくがともされ、ほのかな明かりが銀世界を幻想的に彩った。
26回目の今回は63団体と一般家庭が参加。JRほっとゆだ駅前雪あかり広場(同町川尻)と貝沢地区の2カ所で点灯式が行われ、午後5時30分に一斉点灯されると、雪像やミニかまくらに取り付けられたろうそくの明かりが周囲を照らし出した。
盛岡市の佐々木千幸さん(52)は「本場の雪あかりはスケールが大きくて素晴らしい。町全体がきれいですてき」と感激していた。
雪あかりは、雪国のイメージアップと観光振興を狙い1993年に旧湯田町でスタート。町村合併による西和賀町誕生後の2007年からは沢内地区にも広げ、真冬の恒例行事として定着している。