花巻
訪日客に快適な旅を 宿泊施設検索中国語アプリ ＳＩＭカード受け取り端末設置 いわて花巻空港
花巻市東宮野目の県空港ターミナルビルは、中国や台湾、香港エリアから来日する旅行者向けのスマートフォン用アプリ「ＷＡｍａｚｉｎｇ（わめいじんぐ）」のＳＩＭカード受け取り端末を設置した。アプリ内で日本国内宿泊施設の予約、検索などを中国語で行えるサービスで、同国語圏から訪れる観光客の旅がより快適になり、いわて花巻空港を軸としたインバウンド（訪日外国人旅行者）需要のさらなる掘り起こしにつながりそうだ。
同サービスは、東京都港区のＷＡｍａｚｉｎｇが提供。日本を訪れる観光客が来日前に会員登録し、来日後にいわて花巻空港などの端末で認証、ＳＩＭカードを受け取る。これを各自のスマートフォンに挿入することで、日本滞在中（15日間）は５００メガバイトまでインターネット通信が利用できる。さほど料金を気にせず観光情報入手や空港送迎確認などができることから利用増加が見込まれている。
受け取ったＳＩＭカードは再手続きによる使用も可能で、同空港などはリピーターの増加にも期待を寄せる。カードの受け取りは国内11空港（同日現在）で行われており、東北では青森、仙台に続き３空港目。
同空港ターミナルビル総務部の北田勇一特任担当課長は「観光情報の提供や施設予約にとどまらず、とても拡張性があるシステム。台湾からの訪日客はリピーターが多いだけに、より快適な旅行のサポートにつながる」と高く評価。ＷＡｍａｉｚｉｎｇは他のエリアや言語にも展開予定という。
