花巻

地域と共に70年 大迫高で記念式典 伝統継承、発展期す【花巻】

記念式典で校歌を歌う大迫高の生徒

 県立大迫高校(菅原一志校長、生徒65人)の創立70周年記念式典は20日、花巻市大迫町の同校で行われた。生徒や同窓生、来賓ら210人が出席し、地域と共に歩んだ70年の校史をたどるとともに、伝統継承と一層の発展を期した。

 菅原校長は「教職員、生徒一同、創立70周年を過去、現在を見詰めつつ未来へ思いをはせる機会と捉え、新たな発展を目指し不断の努力を続ける」と式辞。創立70周年記念事業実行委員会の若柳良明委員長は「有益な人材を育成するため日々教育活動に邁進(まいしん)する先生方の尽力に敬意を表し、本校の歴史がますます続くことを祈念する」とあいさつした。

 席上、歴代の校長やPTA会長、同窓会長に感謝状を贈呈。生徒を代表し、伊藤祐太生徒会長(3年)が「70年の伝統の上に現在の大迫高校の特色があり、私たちは新たな取り組みを考え、この伝統に加えていくことが求められる。全校がまとまっているからこそ、新たな挑戦が可能になると信じている」と述べた。

 式典に続き、同町出身で同校にも在籍したラーメン店「柳家」の大信田和一会長が記念講演。祝賀会では、同実行委が寄贈した真新しい神楽幕の前で同校学芸部神楽班が演目を披露した。

 同校は1948年、県立花巻第一高校定時制課程大迫分校として創立された。翌年、分校から県立大迫高校定時制課程として独立し、53年に全日制へと転換。75年に現在の校舎に移転した。卒業生は5031人。

地域の記事をもっと読む

花巻
2025年7月1日付
花巻
2025年6月30日付
花巻
2025年6月30日付
花巻
2025年6月30日付