地元の誇り 喜び一色 大谷選手新人王で 奥州市民栄誉賞贈呈も検討
奥州市出身で、米大リーグのエンゼルスで投打の「二刀流」として活躍した大谷翔平選手(24)=花巻東高出=がア・リーグの2018年シーズン最優秀新人(新人王)に選出されたことを受け、市内は13日、お祝いムードに包まれた。
小沢昌記市長は「世界最高峰のメジャーリーグから評価されたもので、市民に元気と勇気を与え、奥州市民であることに誇りが持てるニュースだ」と祝福。市役所本庁舎内では、市職員がエンゼルスのチームTシャツを着用して拍手やハイタッチで喜び合った。
大谷選手の新人王選出を受け、小沢市長は市民栄誉賞を新たに創設する考えを示し、「新人王は18年シーズンの最高賞。(市民栄誉賞を)贈ることを前提に検討し、大谷選手や家族の意向を聞き取りしながら進めたい」と述べた。

市内では地元住民が「二刀流」を描いた田んぼアートも作り、応援してきた。実行委員長の森岡誠会長(67)は「『翔ちゃん』は誇り。1年目でこれだけ飛躍するとは」と喜び、「けがなく、長くプレーできるよう応援したい」とエールを送った。