一関・平泉

図柄は「曲水の宴」 平泉 ライス・アート 田植え参加者募る

25日に田植えを行う「ライス・アートinひらいずみ」の図柄となる「曲水の宴」イメージ写真

 平泉町の農事組合法人アグリ平泉が主催する田んぼアート「ライス・アートinひらいずみ」の田植えは、25日午後2時から同町長島字矢崎地内の圃場(ほじょう)で行われる。11年目となる今回は一般からの参加を募り「曲水(ごくすい)の宴」の図柄を4種類の有色米で描く。小雨決行。

 子供たちを中心に農業体験の機会を設けるとともに、地域の交流、農業と観光の融合を図ろうと2009年度から実施。田んぼアートは葉や稲穂の色が異なる種類の稲を植え分けることで水田に絵を浮かび上がらせるもので、これまで西行法師や奥州藤原氏、わんこきょうだいの「おもっち」などを描いている。

 今回のテーマは同町の毛越寺で毎年催されている「曲水の宴」。平安装束をまとった歌人の男女が遣水(やりみず)のほとりで短冊に和歌をしたためる様子が図柄にデザインされ、普通稲の「ひとめぼれ」を植えた中に黒稲「大黒米紫」、黄稲・白稲「ゆきあそび」、赤稲「べにあそび」の4品種、計5色で描く。

 会場は北上川に架かる高館橋左岸にある一関遊水地第2地区内の圃場約1・2ヘクタール。参加者はあらかじめ「ひとめぼれ」を植えた圃場内に設ける図柄の縁取り枠に沿って有色苗と植え替える。

 参加は当日午後1時30分から現地で受け付け、2時の開会行事に続き田植えがスタート。終了後はおやつを楽しみながら伝統芸能を鑑賞する。

 参加無料だが長靴、ゴム手袋は各自持参する。小学生以下は保護者の同伴が必要。問い合わせは同法人=0191(48)5858=まで。

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