落ち葉埋め尽くす並木道 北上・展勝地 いわて瞬感
13日の県南部は高気圧に覆われて日中晴れ間が広がった。北上市立花の市立公園展勝地では、じゅうたんのように落ち葉で埋め尽くされた桜並木と枝に残る葉とのコントラストが晩秋の風情を感じさせた。
盛岡地方気象台によると、同日の市内は、日中の最高気温が平年を3・6度上回る15・5度と10月下旬並みの少し暖かい一日となった。
約500本のソメイヨシノが植栽されているみちのく三大桜名所・展勝地では、茶や黄、オレンジなどに色づいた葉が枯れ落ちて延長2キロの並木を埋め尽くしている。枝に残る葉が風で揺れ散ると、日の光を浴びてきらきらと輝きながら飛ばされる光景が時折見られ、ぽかぽか陽気に誘われるように散策に訪れた人たちは冬間近の美しい景色を楽しんだ。
同気象台によると、14日は西高東低の気圧配置となるため曇りや雨で、内陸では雪の降る所がある見込み。