青空に雨傘“満開” 千厩・浴衣撮影会などにぎわう【一関】
一関市千厩町の千厩地区まちづくり協議会(村上敬一会長)が主催するアンブレラスカイせんまや特別展示は1日、千厩市民センター駐車場で開かれた。地域住民から無償提供された約150本の傘が空中に展示される中、浴衣写真撮影会や和太鼓演奏、子供会の活動紹介などが行われ、多くの家族連れでにぎわった。
新型コロナウイルスの影響で夏祭りやイベントの中止が相次ぐ中、梅雨の時期ならではの新たなイベントとして企画。感染症対策を講じながら開催された。
同日は天気に恵まれ、地域住民に呼び掛けて集まった色とりどりの雨傘が青い空に浮かんだ。
千厩街道着物まちあるき実行委員会の協力による浴衣写真撮影会には市内を中心に22組31人が参加。浴衣姿の子供らがプロカメラマンに写真を撮ってもらったり、傘と一緒に家族で記念撮影したりしていた。
地元の八幡太鼓の演奏やキッチンカーの出店もにぎわいに一役買っていた。
家族で訪れた金野令依さん(千厩小学校3年)は「浴衣は今年初めて着た。夏祭りやせんまや夜市はなくなってしまったが、着ることができて楽しい」と話していた。
傘の展示は16日まで。浴衣写真撮影会で撮影された写真は、後日千厩ショッピングモールエスピアで展示する予定。
同協議会の山田照夫副会長は「無事に開催できて良かった。イベントの多くが中止になり、夏休みでもどこにも行けない子供らの気晴らしになればと企画したが、今後も新型コロナとは共存していかなければならないと思うので、慎重に計画を立てていきたい」と語っていた。
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