コロナ感染最多175人 累計5000人超 新たに5件クラスター
県と盛岡市は3日、新たに10歳未満~90歳以上の男女175人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。一関、中部両保健所管内などで新たに5件のクラスター(感染者集団)が発生。1日当たりの新規患者数としては過去最多、8日間連続で100人を超えた。重症者はいない。患者累計は5158人。
保健所ごとの内訳は、盛岡市51人、中部47人、県央33人、一関14人、奥州、大船渡各11人、宮古、二戸各3人、久慈2人。
新規のクラスターでは、中部保健所管内の学校で新たに4人が判明し公表済みの4人を含め、児童生徒学生ら計8人が感染。一関保健所管内の教育・保育施設では3人が判明し公表済み6人を含め職員や利用者ら計9人が感染した。盛岡市内では、同じ職場の3人が判明し計5人、教育・保育施設では4人が判明し、利用者ら計5人。学校では7人が判明し、児童生徒ら計11人が感染した。
このほか、公表済みのクラスター11件でも新規患者が確認された。
直近1週間の人口10万人当たり新規患者数は県全体77・8人、盛岡市84・4人でともに過去最多。病床使用率45・0%。
また、保健所業務の逼迫(ひっぱく)を受け、県は当面、高齢者など重症化リスクの高い患者について積極的疫学調査を重点化する方針を明らかにした。