一関・平泉

自然の造形美 魅惑的 いをりさん 5日からアート作品展 東山・石と賢治のミュージアム【一関】

本物の鉱物の欠片が並ぶ「ミニチュア鉱物標本棚」
溶かしたガラスを板の上に和菓子のように並べた「和菓子風ガラス」

 一関市東山町松川の石と賢治のミュージアム(菅原淳館長)で、趣味で鉱物などを使ったアート作品を創作しているいをりさんによる展示会「いをりの ちいさなじっけんしつ」が開かれる。1日はいをりさんが同ミュージアム鉱物展示室に作品を持ち込み、5日に始まる展示に備えた。

 いをりさんは市内に住む40代女性。以前から鉱物に興味があり、ミニチュアの作品を眺めたり作ったりしていたが、自分で制作したた作品をツイッターで紹介したところ「おもしろい」などの反響が多く寄せられたことから5、6年ほど前から本格的にアート作品を創作するようになった。

 展示するのは12種類、25点ほどの作品。蛍石やトルマリン、水晶などの鉱物が並ぶミニチュア鉱物標本棚、ガラスで作った香立てと香皿、ステンドグラスと昭和ガラスを組み合わせたガラスフレーム、ガラスのまち針、石膏(せっこう)で作った鉱物の複製、さまざまな石を使ったロザリオなどが同展示室のケースに並んでいる。

 いをりさんは「鉱物はいろんな形や色が自然にできるのが魅力。自分が楽しみながら実験して作ったものというのが今回のコンセプトなので、作品を見てこういう使い方や作品があるんだと面白がってくれたらうれしい」と話している。

 「いをりの ちいさなじっけんしつ」は5日から4月3日まで。問い合わせは同ミュージアム=0191(47)3655=へ。

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