きらめく新味コッペ 16、17日イベント販売 江刺41歳連煌仁会 地元工房と開発【奥州】
奥州市の2022年江刺41歳連「煌仁会(おうじんかい)」(安部敏弘会長)は、地元のパン工房「くろしぇっと」(鈴木希店主)と共にオリジナルパンを作った。試作を重ねて出来上がったのは、同店で人気の「白コッペ」にシャインマスカットクリームを挟んだ「きらめき マスカットコッペ」。16、17日のイベントで販売開始し、21日からは同店で販売する。売り上げの一部は、23年の甚句まつりへ向けた活動資金となる。
甚句まつりは42歳連と25歳連が伝統の踊りと創作踊りを披露。例年、41歳連はまつりに向けた活動資金をつくるため、地域内外のイベントでの物販、クオカードの販売などを行っている。
オリジナルパンを作るきっかけとなったのは、16、17の両日にえさし藤原の郷(同市江刺)で開かれる「ESASHI SAKURA Drive」(江刺青年会議所主催)への同会の飲食ブース出店。オリジナルメニューを提供しようと悩んでいた同会事務局次長の遠藤和佳さんが常連となっていた同店で鈴木店主に相談し、鈴木店主から売り上げの一部を活動支援金とするコラボ商品を作ってはどうかと提案を受けたという。
パンは、自家製ヨーグルトと県産牛乳、ルヴァン酵母でもちもちふわふわの食感が人気の「白コッペ」シリーズに決定。「煌」の読みから「きらめき=シャイン」が付いた物としてシャインマスカット味のクリームを挟み、さらにカラフルな星形のトッピングシュガーで仕上げた。価格は税込み250円とした。
7日夜には、同市江刺豊田町の同店で完成試食会が開かれ、鈴木店主は「白コッペはそのままでもおいしいが、クリームなどを挟んでもおいしい。チョコ、イチゴなどのクリームが定番として人気だが、カレーパンも白コッペシリーズの一つ。シャインマスカットクリームは酸味と甘みがバランス良く、しっかり香りもある」と新味を紹介した。
イベントに向け、安部会長は「老若男女問わずおいしく食べてもらえる商品ができた。ぜひイベントに来て味わってもらいたい」と語った。
イベントは両日とも午前10時30分~午後3時30分で、同会の「きらめきキッチン」のほか、キッチンカー3台が出店する。