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大谷11勝目 7回無失点、9奪三振

ブルージェイズ戦で力投するエンゼルスの大谷=27日、トロント(ロイター時事)

 【トロント時事】米大リーグは27日、各地で行われ、エンゼルスの大谷翔平(花巻東高出)はブルージェイズ戦に先発投手兼3番指名打者で臨み、7回2安打無失点、9奪三振で今季11勝目(8敗)を挙げた。打者としては2打数無安打、2四球。エンゼルスは2―0で勝った。

 パドレスのダルビッシュはロイヤルズ戦に先発し、7回を5安打3失点、6奪三振で今季11勝目(7敗)。チームは4―3で逆転勝ち。カブスの鈴木はブルワーズ戦に4番右翼で出場し、3打数2安打、1四球。カブスは0―7で敗れた。

粘って快投 今季最多109球

 1点を争う投手戦でエンゼルスの大谷が今季最多109球を投げ、7回無失点で勝利を呼び込んだ。一回は制球が定まらず28球を要したが2死一、二塁を切り抜け、三回は2死から二塁打を許すも踏ん張った。四回以降は安打を許さず、「ボール球でも振らせるくらいしっかりしたボールが投げられた。粘れたのがよかった」と振り返った。

 敵地トロントに詰め掛けた4万5311人の大観衆の前で快投。「ホーム、ビジターに関係なく、やりがいがある」と笑顔を見せた。ネビン監督代行は「打者が何をしようとしているかよく観察して、それに対応している」と投手としての大谷の能力を高く評価した。

 レギュラーシーズンは残り1カ月余り。エンゼルス経営陣は球団売却の検討に入っているが、大谷は「どうなっていくのか見えていない。この状況で頑張ることが唯一(自身に)できることなので、今シーズンをしっかりやり切りたい」と話した。ファンの前で力いっぱいプレーすることに全力を注ぐ。

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