花巻
熟したモモ手に喜び実感 東和・毒沢【花巻】
花巻市東和町の桃倶楽部（小田島峰雄代表）が運営・管理する同町毒沢地内のモモ園で３、４の両日、恒例の「もも狩り体験」が行われた。町内などから市民や親子連れが訪れ、黄色く熟したモモをもぎ取り、楽しいひとときを過ごした。
同倶楽部には会員３人が所属し、３年前に引き継ぎ手がなくなった果樹園の一部を借り受けて運営を始めた。園の広さは約４００平方メートルで、「黄貴妃」や「黄金桃」を栽培している。
４日は朝から地域住民らが訪れ、旬を迎えた黄貴妃などを収穫。モモは１個１２０円で販売され、中には籠いっぱいに詰め込む来場者の姿も見られた。
もも狩り体験は地域活性化を目的に行っており、袋掛けなどには地域のボランティアも参加する。小田島代表は「利益は度外視。地域が活性化し、耕作放棄される畑が減ればそれでいい」と笑顔を見せた。
