北上・西和賀

木の器作り興味津々 町内工房で見学&体験 森林環境教育・沢内小3年【西和賀】

食器を作る作業を体験する沢内小児童ら

 西和賀町の森林環境教育は6日、沢内小学校3年生を対象に町内で行われ、児童が木工工房の見学やまき割り体験などを通じて木に携わる仕事に触れた。

 同町湯田の工房waranoueでは藤原隼代表(40)の手掛けた皿やランプシェード、花器などを見学し、作業場では機械を使ってミズナラから器を作る工程を体験も交えて学んだ。木くずを散らしながら形が作られる様子を興味深げに眺めた児童たちは「だんだんお皿みたいになってきた」「木の良い匂いがする」などと感想を語り合った。

 藤原代表はさまざまな樹種の特徴をはじめ、同じ木でも季節によって水分量や重さが異なることや、西和賀の豊かな森林資源を活用しようと木工を始めたことなどを説明。児童は、1日に製作する作品数や、完成までかかる時間、これから作りたいものなどを質問した。

 和泉智香さんは「木の種類や季節によって水分の量が違うことを教わった。大きなお皿はできるまで2時間もかかると言っていたので、大変そう。1人で作っているとは思えないほどすごい」と話していた。

 町の貴重な地域資源について学ぶ森林環境教育は、2019年度から町内の小中学校で行われている。

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