奥州・金ケ崎

ストール藍染めに挑戦 旧坂本家侍住宅でWS【金ケ崎】

旧坂本家侍住宅で開かれた染色ワークショップ。生葉独特の色に染まったストールを広げる参加者

 金ケ崎町西根の旧坂本家侍住宅の「夏から秋へ、染色ワークショップ(WS)」が15日、同住宅で開かれ、収穫したばかりのタデアイの生葉を使った染色に挑戦した。

 同住宅では7年ほど前から敷地内の畑約1アールでタデアイを種から育てている。染色WSは収穫したアイを使って藍染めを体験してもらう趣向。コロナ禍で2020、21年と中止し、同日は3年ぶりの開催となった。

 遊染夢舎(あそむしゃ)のふなこしちづ子さん(同町)が講師を務め、参加者は初めに畑からアイを収穫し、きれいな葉だけを集めた。ふなこしさんは「生葉は絹でないと染まらない」と語り、真っ白な絹のストールを配った。参加者はアドバイスを受けながらデザインを思い浮かべ所々をくくった。

 ストールは生葉と水を一緒にミキサーにかけて作った染め液に浸して染色。ふなこしさんによると「生葉で染めると独特の縹色(はなだいろ)になる」という。

 水洗いしてくくりひもを外すと、真っ白いストールが新鮮な青に染まり、それぞれのデザインが浮かび上がった。参加者は「すてきな色になってうれしい」「デザインがうまくいった」などと話していた。

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