花巻

竹あかりで感動発信 製作体験ワークショップも あす・花巻中央広場

手製の竹あかりを手にする岩手会場リーダーの髙橋さん

 花巻市吹張町の花巻中央広場で、18日に全国一斉に竹あかりを点灯するイベント「みんなの想火」が行われる。

 「みんなの想火」は2020年に始まり、「自分たちのまちは、自分たちで灯(とも)す」を合言葉に、各都道府県に「47サムライ」と呼ばれるリーダーを置き、竹あかりをともすことで世界へ希望のメッセージを伝えるプロジェクト。3年目の今年は、9月18日の「世界竹の日」に、47都道府県の72カ所をはじめ、世界の都市で点灯する。

 本県でプロジェクトリーダーを務めるのは、ライブイベントの音響を手掛けるBe―U代表取締役CEOでサウンドエンジニア、ドローンオペレーターの髙橋堅太さん(32)=同市石鳥谷町北寺林=。同町大瀬川の知人から譲り受けた竹を活用し、同級生や友人らと共に、初めて花巻ならではの竹あかりをつくり上げる。

 活動に加わったのは、地域のために何かできないかと考えていたところ、プロジェクト代表と共通の友人を介して誘われたのがきっかけ。「18歳で上京し、食や文化など地元の良さを再認識するとともに、他の地域へ発信できるものがあると感じた。そういった思いを持った若い世代がつながりアクションを起こせば、面白いことができるのではないか」と話す。

 当日は午前11時15分から全国や世界のサムライ、トークゲストを迎えたオンライン対話があるほか、各地の竹あかりをオンラインでつなぐ予定。岩手会場の花巻中央広場では、正午から飲食店の出店があるほか、ドローン体験、竹あかり作りを体験するワークショップ(小学生以上、体験料500円)などもある。

 髙橋さんは「竹あかりが光ると感動する。人が感動させられるものを地元にある材料でつくることができる。岩手のエンターテインメントを盛り上げ、こういう大人たちもいるということを知ってもらうとともに、明るいニュースが少ない中でほっとするひとときになれば」と話す。

 午前11時15分開場。竹あかりの点灯は午後6時。

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