風景、草花絵画多彩 会員9人出展 職美協サークル【北上】
職美協サークル北上(都鳥源司代表)の第29回サークル展「~思いのままに~」は20日、北上市九年橋のギャラリーボイスで始まった。風景や人物、草花などを題材に会員が描いた多様な絵画が展示されている。23日まで。
サークル展は毎年開催しているが、2021年は新型コロナウイルスの影響で中止。2年ぶりとなった今回は北上、花巻両市の60~90代の会員9人が水彩画、油彩画合わせて41点を出展した。
たそがれのイギリス海岸(花巻市)、めがね橋(遠野市)、今月完成したという細浦漁港(大船渡市)など各地の風景画をはじめ、女性や孫らをモデルとした人物画、ヒマワリ、ボタン、アジサイといった花々を描いた作品も。東京都内で開催されている「職美展」に出展実績のある会員も多く、見応えのある作品が並んだ。
初日から会員の知人や美術愛好者、一般市民が相次いで来場し、じっくりと鑑賞。会員の川杉雅江さん(83)は「みんな絵が好きで、描きたいものを描いた。みんなに見てもらえれば励みになる。会員は高齢化しているが、若い人を入れて続けていきたい」と話している。
期間中は午前10時~午後6時(最終日は5時)。入場無料。