香り華やか 赤白2種 特別限定新酒21日発売 エーデルワイン【花巻】
創業60周年を迎えた花巻市大迫町大迫のエーデルワイン(小田嶋善明代表取締役社長)は、21日に特別限定新酒「いわてヌーヴォー2022」を発売する。12日に瓶詰め作業が始まり、赤と白の2種類合わせて約1万3000本を製造する。関係者は丹精込めて仕込んだワインを多くの人に愛飲されることを願っている。
同社によると、赤は約7000本を製造。アルコール度数は11・5%。華やかな香りと原料のキャンベルの果実味、酸味が特徴となっている。
白は約6000本を製造し、アルコール度数は9%。ナイアガラとポートランドを原料とし、花を思わせる香りとすっきりとした飲み口に仕上がっている。
同社によると、今季はブドウの成熟期である8月に天候不順が多かったが、9月から徐々に回復。収穫時期を早めるなどの対策も実り、平年並みの品質に仕上がっているという。
瓶詰め作業は従業員4人で行われ、ベルトコンベヤーから流れてくるボトルを手際よく箱に入れていた。瓶詰めは14日まで行われる予定で、17日に初出荷される。
同社醸造部醸造管理の女鹿将瑛さん(36)は「今年はブドウにとって厳しい天候が続いたが、農家さんの努力のおかげでこれまでと遜色のない品質に高めることができた。この季節ならではのフレッシュな味わいを堪能してほしい」と話す。
価格は赤、白とも1395円(税別)。問い合わせは同社=0198(48)3037=へ。