花巻
地元の店 丹念に描く 髙橋圭子びじゅつ教室展【花巻】
髙橋圭子びじゅつ教室で絵画などを学ぶ生徒たちの第２３回作品展が１２日、花巻市大通りの市定住交流センターなはんプラザで始まった。「花巻のお店やさんを描こう」と題し、生徒全員で１人につき１軒の店を描いた絵画などがずらりと並び、来場者の目を楽しませている。１３日まで。
なはんプラザで教室を開き絵画の制作指導を行う髙橋さんと、その教室に通う小学３年生から７０代までの生徒１６人が手掛けた１００点を超える作品を展示。「花巻のお店やさん―」と題した一角には、生徒らが気になるカフェや近所のそば屋、お気に入りの駄菓子屋など、丹念に描き込んだ店が並び、にぎやかな町並みを作り出す。
会場中央につるされたビニールシートにアクリルガッシュでパンダやネコなどの動物を題材にした作品も見どころ。ビニールシートが透明なため裏には動物の背面を描いた。ブロッコリーなど野菜から想像を膨らませた作品、祭りでおなじみの屋台に並ぶ食べ物を身近な素材で表現した工作なども目を引く。
教室を主宰する髙橋さんは「年に１回の作品展。生徒自身の描きたい、作りたい、面白い、やってみたい―という原動力を大切にしている。そんな描き手の気持ちに触れてほしい」と話す。
開場時間は午前１０時～午後４時。入場無料。
