MVP逃すも温かい拍手 応援団、発表見守る 大谷選手地元・奥州
米大リーグの2022年シーズンの最優秀選手(MVP)が発表され、ア・リーグでエンゼルスの大谷翔平選手(奥州市出身、花巻東高出)は2年連続の選出はならなかった。同市水沢真城の産直来夢くんでは18日、大谷翔平選手ふるさと応援団(会長・倉成淳市長)が「受賞を応援する会」を開催。発表まで中継を見守った参加者は残念がったが、大きく進化した“二刀流”を見せた今季の活躍をたたえた。
会には、団員や大谷選手の地元・同市水沢姉体町の住民を中心に約60人が参加。ア・リーグのMVPがアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)と発表されると、会場からは「ああ」と声が上がったが、温かい拍手を送った。
同市水沢姉体町の菅原庄郎さん(67)は「受賞がならず残念だが、よく頑張ったという思いもある。お疲れさまと言いたい」と映像を見詰めた。大谷選手が前日にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への出場意向を表明したばかりで、「うれしい。これからも応援したい」とも語った。倉成市長も「2年連続でMVP最終候補にノミネートされただけでもすごいこと」と述べた。
参加者には同応援団のうちわのほか、これまでも応援キャンペーンを展開してきたJA岩手ふるさと提供のパックごはんとはと麦茶がプレゼントされた。