今シーズンの安全祈願 夏油高原スキー場【北上】
北上市和賀町岩崎新田の夏油高原スキー場で24日、2022~23年シーズンの安全祈願祭が行われ、関係者は今季の無事故と早期の降雪を祈願した。
祈願祭には市や関係機関・団体、スキー場関係者ら約60人が出席。神事で同スキー場を運営する北日本リゾートの菅原三多英代表取締役、髙橋敏彦市長らが玉串をささげた。
菅原代表取締役は「最近は知名度が上がってきたことで、全国からお客さんが集まっている。(同社の)運営は9シーズンを終え、次の10年間の契約も認めていただいた。さらに先の夢に向かってスタッフ一同、お客さんをたくさん集めて盛り上げていきたい」と抱負。髙橋市長も「北日本リゾートさんが運営し始めて以後、利用客が伸びているスキー場は県内でも夏油だけ。いいシーズンにして、次の10年間の助走にしてほしい」と期待した。
昨季は21年11月27日にオープン。新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ国内客がほぼ回復し、前季よりも約2万人増の約9万5000人が来場した。インバウンド(訪日外国人客)も台湾、オーストラリアを中心に少しずつ回復してきているという。今季も「豪雪夏油」をうたい豊富な雪量とパウダースノー、14エリアの林間コースを売りに仙台圏を含めた東北、関東方面を中心にPRし、入り込みは10万人以上を目指す。
26日にオープン予定だったが、ゲレンデに雪が全くない状態。同スキー場は降雪次第、すぐにゲレンデを整えてオープンする方針。今季の営業は、来年5月7日まで予定している。