市内外139件応募 特産品当選者が決定 一関おもちスタンプラリー
全国もちフェスティバル実行委員会が2022年10~11月に実施した「全国もちフェスティバル2022in一関・一関おもちスタンプラリー」の抽選会は5日、一関市役所で開かれた。以前のもちサミットのような集客型の飲食イベントは見送り、餅料理や餅菓子を提供する店舗を周遊してもらう企画で、市内外から139件の応募があり、抽選で特産品の当選者が決まった。実行委では一関の餅のPRに一役買ったとみており、今後のフェスの在り方を検討していく。
同フェスは当初、集客イベントとしての開催を目指していたが、新型コロナウイルスの影響で中止が相次いだことを受け、スタンプラリーの形で企画。一関市21店舗、平泉町4店舗が参加し、22年10月14日から11月末まで開催された。
参加店で餅料理や餅菓子を注文、購入すれば、1店舗につき1個のスタンプが押され、スタンプの数に応じて抽選で景品が当たる仕組み。景品はスタンプ10個のAコース(10人)1万円相当、7個のBコース(20人)5000円相当、5個のCコース(30人)2000円相当、3個のDコース(50人)1000円相当の市内特産品セットが用意された。
Aコースに20件寄せられたのをはじめ、各コースに多くの応募があった。応募はがきには「食べ歩きしていろいろなお店に行き楽しかった」といったコメントも。市内、県内だけでなく神奈川、千葉、山梨、長野など県外住所の記載もあり、観光で訪れた人たちが参加して楽しんだとみられる。
松本数馬実行委員長が抽選に当たり、全110人の当選者を決めた。松本委員長は「応募は本当にありがたく、皆さんの餅に対する愛を感じた。来年度以降のもちフェスについては新たな形での開催を検討していきたい」と述べた。