きょう「七草」 園児らかゆ頬張る【奥州】
7日は「人日の節句」「七草の節句」ともいわれ、一年の無病息災を祈り、新春の野で摘んだ若草を入れた七草がゆを食べる風習がある。奥州市江刺の愛宕保育園(加藤晋園長、園児127人)では6日、年長組の園児21人が七草について学び、七草がゆを食べて元気に過ごせるよう願った。
同保育園恒例の行事。同日は野菜ソムリエコミュニティいわて本部事務局の高橋千鶴子さん(60)=同市胆沢若柳=が来園し、七草の行事について「中国の風習と日本の若菜摘みが一緒になって無病息災を祈る風習となり、今に続いている」と説明した。
園児たちは、春の七草を触ったり、香りを楽しんだりした後、高橋さんに続いて「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ。春の七草」と元気よく声を合わせた。
その後、調理室で作った鍋いっぱいの七草がゆが振る舞われ、園児たちは「おいしい」と頬張っていた。
佐々木莉衣ちゃん(6)は「楽しい勉強で、セリ、ナズナ、ハコベラを覚えた。七草がゆはおいしくて3杯食べた」と話していた。