大町通りにアジサイ満開 一関銀座会 きょうから冬の祭 「地域の宝」PR
一関市大町などの商店で構成する一関銀座会(清水善光会長)は、14日から「冬のあじさい祭」と銘打ったイベントを同市の大町通りで開催する。みちのくあじさい園(同市舞川)が「日本一のあじさい園」として知られることを受け、地域の宝を冬にも発信しようと企画。通りに色とりどりのアジサイをモチーフにしたオーナメント(飾り)を備え、華やかな雰囲気を演出する。同園で作られていたプリザーブドフラワーのプレゼントも予定しており、アジサイのまち・一関を広くアピールする。
イベントは、中小企業庁の「がんばろう!商店街事業」の採択を受けて実施される。同会ではこれまでも、新型コロナウイルスの影響で一関夏まつりが中止された際に、「風物詩の七夕飾りもやめるのは、長く続く伝統と文化の継承の観点から何とか避けたい」と、サイズを小さくしたミニ七夕飾りを各店の軒先に設置し、来場者から好評を博した経緯がある。今回は、日本アジサイ協会から日本一のあじさい園として認定されているみちのくあじさい園を地域の宝と捉え、冬にもアジサイを見てもらうことでさらに広く発信しようと、アジサイをテーマにしたイベントを企画することとした。
具体的には、会員らが半月ほどかけて手作りしたアジサイの飾りを展示。色は薄紫や緑、青など、同園のアジサイをイメージして採用された。直径30センチ、20センチ、10センチの3タイプを連ね、70組を用意。13日には通り沿いにある街路灯を挟むように設置され、鮮やかに商店街を彩った。展示期間は29日までの予定。
期間中の土曜日の14、21、28日には、同園でかつて作られていたプリザーブドフラワーをプレゼントする。時間は午前11時からで、各日先着100人(1人1点限定)。会場は同市大町の同会事務所で、電話での予約や郵送には対応しない。
同会の菅原照之副会長は「みちのくあじさい園をイメージしたオーナメントでまちを飾るので、ぜひ眺めに来てもらいたい」と語っている。
一関銀座会は、14日午後1時から「いちのせき大町商品券」をプレミアム付きで限定販売する。
同日スタートする「冬のあじさい祭」に合わせて企画。1枚500円の商品券24枚1万2000円分を1セットとして1万円で販売。1セットにつき2000円がプレミアムとなる。1人2セットまでで50セット限定で販売する。
販売場所は一関市大町の同会事務所。商品券は31日まで同会加盟店や周辺の54店舗で使用できる。
問い合わせは同会=0191(23)3012=へ。