大谷柵越え連発 大リーグキャンプ
【テンピ(米アリゾナ州)時事】米大リーグの春季キャンプは24日、アリゾナ、フロリダ両州の各地で行われ、エンゼルスの大谷翔平(花巻東高出)はフリー打撃の31スイングで15本の柵越えを放った。その後、実戦形式でマイナーの投手相手に6打席に立って感覚を確かめた。
エンゼルスの大谷がフリー打撃で推定150メートルのアーチを架けた。豪快に振り抜くと、打球は中堅右へ伸びていく特大の一発。練習が行われたグラウンドの右翼から中堅後方には選手らの駐車場があり、車に直撃した。当たったのは球団関係者の車。目立った傷などは見当たらなかったが、所有者は「驚いたよ」と目を丸くした。
フリー打撃は31スイングでほぼ半数の15本が柵越え。その後は投手の球に目を慣らすため、マイナー選手を相手に打席をこなして調整した。
米大リーグ専門チャンネルのMLBネットワークが発表した現役選手の上位100人では、昨季最優秀選手(MVP)のジャッジ(ヤンキース)を抑えて1位に。今季も投打で注目を集めそうだ。