野菜、果物お勧め並ぶ　水曜市開幕　江刺・蔵まちモール【奥州】

　奥州市江刺中町の蔵まちモールで１２日、２０２３年えさし蔵まち水曜市が開幕した。野菜や飲食物、花苗、近隣市町の特産品などを扱う出店者がテントを連ね、訪れた市民らが買い物を楽しんだ。今年は１１月２９日まで延べ３３回開かれる。

　蔵まちモールは川原町と南大通りを結ぶ歩行者専用道路。水曜市は毎年、出店者を募って水曜日の午後１～４時に開催している。今年も新型コロナウイルス感染対策として出店者、来場者にマスク着用、手指消毒への協力を求める。

　初日は約６０人が行列をつくって開場を待った。開会セレモニーで水曜市出店者会の千葉正文会長は「多くの人たちに足しげく訪れてもらい、店の方や来店した方たちとおしゃべりしながら楽しい時間を過ごしてほしい」とあいさつした。先着１００人に同会から「よもぎ餅」、地元の中町商店会からボックスティッシュが贈られた。

　同日は市内外の１７店がテントを連ね、野菜や果物、旬の山菜のほか、特産品を使ったデザートや飲み物、日用品などを持ち込んで販売。買い物客は出店者お勧めの品を買い求めていた。蔵町モールの近くに住む女性（８５）は「野菜などいろんな物が売っているので楽しい。これからも水曜日に足を運びたい」と話していた。

　例年好評のポイントカードも実施。ポイントカードは来場した場合に１日１個スタンプをつき、４個集めて１回抽選できる。実施期間は前期が６月２１日まで、後期が８月２３日～１０月２５日まで。抽選日は前期が６月２８日、後期が１１月１日の各午後２時を予定し、水曜市商品券（１等）などが当たる。

　出店登録者数は１２日現在２１店舗。出店の問い合わせは奥州商工会議所江刺支所＝０１９７（３５）２５１４＝へ。