「天神梅酒」特別版販売 学業成就の札とセット 千厩 安楽寺天満宮壱千百年大祭【一関】
学問の神様・菅原道真ゆかりの一関市千厩町磐清水字松森の安楽寺(佐藤良規住職)で15、16の両日に「安楽寺天満宮壱千百年大祭」が開かれるのに合わせ、地場産の梅を使った「天神梅酒」の大祭バージョンが販売されている。特別ラベル、箱入りで、同寺で祈祷(きとう)済みの札を添えた限定品。同寺を開いたと伝わる道真の四男・淳茂(菅秀才)の千百回忌にちなみ110本が販売される。
同寺は菅秀才が父の霊を祭るため開いたと伝えられる。「天神梅酒」は、梅を愛したことで知られる道真が同寺に祭られていることにちなみ、地区内で住民が収穫した梅を使い、地元の湧き水・仙翁水で仕込んだ地産地消製品として2016年から作られている。
大祭バージョンは22年に収穫した梅を使用し、学業成就などを祈る札とのセット。販売のほか同寺にも奉納される。佐藤住職は「地元の方々が大切に育てた梅を使ったお酒。道真公、淳茂公に奉納するほか、これまで縁が薄かった人にもお参りのきっかけとなってほしい」と話している。
375ミリリットル入りで、アルコール度数10%。税込み5000円。問い合わせは販売のコスガ酒店=0191(52)2283=へ。
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同大祭(実行委主催、岩手日日新聞社など後援)は、両日のうち15日に一般公開される。正午~午後7時は、通常非公開の菅原道真像(木像)を特別に開帳。大祭限定の御朱印を有料配布する。
午後1~7時には境内で「天神マルシェ」を開き、市内外から13事業者が出店予定。5時~9時30分は梅林ライトアップも実施する。点灯は2~16日の日程で行われている。
駐車場は同寺のほか、近くの濁沼会館も利用できる。
問い合わせは同寺=080(4515)5426=へ。