SL銀河 木製玩具に きょう販売イベント おもちゃ美術館【花巻】
東日本大震災復興のシンボルとして親しまれ、今季が最終運行となる「SL銀河」。被災地に希望を届けてきたSL銀河に感謝の気持ちを込め、花巻市上町の花巻おもちゃ美術館(平野裕幸館長)は新たに木製鉄道玩具「SL銀河のモクトレイン」を販売している。1両ずつ手のひらに載るサイズで、同館専用サイトで販売予約を受け付けている。
モクトレインは、鉄道模型の店「ポポンデッタ」(東京都)が製造。同館と同社は2022年に「三陸鉄道と馬面電車のモクトレイン」のクラウドファンディングに取り組んだ。
SL銀河のモクトレインは機関車・炭水車・客車の3両セットで、磁石で車両を連結できる。一つの大きさは横約7センチ、高さ約5センチ。客車の側面に描かれた星座など細かく再現しているほか、炭水車にはSL銀河のロゴが描かれている。
約1500セットを販売。価格は税込み3300円。特設サイトで予約する。発送は6月下旬を予定している。
同館スタッフの多田緑さん(33)は「多くの観光客を呼び、岩手を盛り上げてくれたSL銀河にありがとうの気持ちが込められている。今季で運行は終わるが、モクトレインを見てSL銀河を思い出してほしい」と話す。
イベントとして、6日に同館で限定20個を抽選で販売する。7、8の両日にはマルカンビル1階の同館ショップで購入することもできる(1日限定10個)。
特設サイトのアドレスは次の通り。