洛陽牡丹 好天に映え 和賀川ふれあい広場【北上】
北上市下鬼柳の和賀川ふれあい広場にある洛陽市友好牡丹(ぼたん)園で色とりどりのボタンが咲き、市民に癒やしを与えている。
中国・河南省の洛陽市は中国牡丹発祥の地。洛陽牡丹は花が大きく色鮮やかで世界的にも知られ、長い栽培の歴史を誇る。北上市は1993年に洛陽市との交流を始め、洛陽市の関係者が2001年と06年に北上入りした際、友好の証しとしてボタンの苗木800本が寄贈された。
園内にはピンクや赤紫など濃淡さまざまな品種が咲き誇り、好天に恵まれた11日も花を眺めながら散歩する人や写真撮影する人たちの姿が見られた。
北上市鬼柳町の中井美喜子さん(69)は「去年は見頃を少し過ぎてしまったので、今年は楽しみにしていた。どれもきれいに咲いていて、薄い色の花が特に良いと感じる」と散策を楽しんでいた。