花巻

グラス傾け飲み比べ ワインフェスにぎわう 花巻・大迫 きょうまで

日本ワインを手に乾杯するフェスティバルの来場者
来場者に自慢のワインを注ぐワイナリーの担当者(右)

 国内のワイナリーが国産ブドウで造ったワインの飲み比べを楽しむことができる「日本ワインフェスティバル花巻大迫2023」(同実行委主催)は27日、花巻市大迫町の大迫交流活性化センター周辺で始まった。初日は好天に恵まれ、会場は作り手と語り合ったり、グラスを傾けたりする多くの来場者でにぎわった。28日まで。

 両日は周辺道路を歩行者天国にしてブースを設け、県内をはじめ北海道、東北、関東、甲信越地方の37ワイナリーが醸造した147銘柄を提供。同センター前には大型テントと座席が設けられ、チーズや肉料理など地元フードメニューとワインとの調和も楽しめる。

 夏を思わせるような陽気となった初日は、正午の開会を前に大勢が来場。盛岡市の坂本康夫さん(65)は「フェスティバルに訪れるのは2回目。安心して飲めるのが日本ワインの良いところ。いろいろな種類を味わってみたい」と話し、妻と乾杯した。

 山梨県から初めて出展した岩崎醸造は「醸し」の技法を現代風にアレンジしたオレンジワインなど4銘柄を提供。同社営業マネジャーの白嵜裕太さん(33)は来場者にワインを注ぎながらその特徴や出来を紹介し「社員5人の小さなワイナリー。こだわって一つ一つ造っている。多くの人に味わってほしい」と話していた。

 ワインフェスは、日本ワインの普及と需要拡大を目的として2017年度に始まった。実行委の山影義一委員長は「4年ぶりに通常開催できうれしい。おいしいブドウを作っている農家、ブドウを使っておいしいワインを仕上げるワイナリー、おいしく飲むために食材を提供する人に感謝して楽しみたい」と話していた。

 28日は午前10時~午後4時。お笑いコンビ天津の木村卓寛さんによるトークショーもある。

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