見る人に想像ゆだね 髙橋さん抽象画展 ボイス【北上】
北上市鬼柳町のアマチュア画家・髙橋衿帆さん(30)の個展「『number』アクリル絵具で描いた絵画展」は、同市九年橋のギャラリーボイスで開かれている。さまざまな色を重ね合わせた抽象画が来場者を引き付けている。18日まで。
髙橋さんは幼少から絵を描いていたものの、社会人になり一度休止。数年ぶりに創作意欲に駆られ今年3月に再び描き始めた。その成果を見てもらおうと今回初めて個展を開いた。
新作を中心に抽象画28点と、自身が描いた缶バッジを出展。複数の色を重ね合わせたり同じ色の濃淡で表したりし、少女を思わせるものから、山脈にも海中にも見えるものなど多様な作品が並んでいる。
髙橋さんは「抽象画の魅力は、見た人それぞれが『何かに見える』こと。先入観なく、皆さんの答えを見つけてほしい。キャンバスの上、絵の具の重なりの中に何が見えるかゆっくり楽しんでいただけたら」と呼び掛けている。
入場無料。開場時間は午前10時~午後8時。18日は髙橋さんも在廊予定。作品は希望に応じ販売する。