管内就職 一人でも多く 企業、高校が求人情報交換 花巻地区
花巻雇用開発協会と花巻公共職業安定所は11日、2023年度花巻地区高卒求人情報交換会を花巻市内で開いた。一人でも多くの管内就職の希望をかなえるため、管内企業の採用担当者と県内高校の進路担当教諭らが情報交換した。
新規高卒者の地元就職促進と事業所が必要とする労働力の確保が目的。より多くの事業所に参加してもらおうと、2部に分けて実施した。
事業所は同職安に高卒求人を提出した56社の採用担当者ら87人が参加。高校は花巻、北上、水沢、盛岡、遠野、二戸各地区の計18校の進路担当教諭ら26人が来場した。
採用担当者らは自社の求人票などを配布し、生徒が希望する仕事などを確認しながら自社をPR。進路担当教諭らは各事業所のブースを訪ねて必要な情報を収集し、市内高校の就職相談員は「生徒に情報を提供し、夏休み中の会社見学(応募前職場見学)、9月の応募に結び付けていきたい」と話していた。
6月末現在の花巻職安管内新規高卒者対象の求人件数は184件、求人数は481人で、求人数ベースで前年同期に比べ22・7%上回っている。
今年4月に実施した県内の来春高卒予定者の求職動向調査によると、学校や職安を通じた就職希望者9219人のうち県内就職希望者は78・1%に当たる1732人。花巻職安管内では147人のうち83・0%に当たる122人が県内就職を希望している。