花巻

冒険型謎解きゲーム人気 花巻JC商店街イベント

花巻市で開かれた花巻JCによる「Stand up花巻」。商店街で「銀河鉄道の落とし物」の謎解きを楽しむ参加者

 花巻青年会議所(JC、佐藤貴哉理事長)による「Stand up花巻」は8日、花巻市上町、吹張町を歩行者天国にして開かれ、市内外から多くの人が訪れて謎解きゲームやライブなどを満喫した。

 ▽チャレンジ発信▽まちなかリノベーション▽ステージ▽地域資源共感▽キッズ▽出店▽青年会議所―の7エリアが設けられ、花巻市民劇場による野外公演、中学生による吹奏楽演奏、講演会など多彩な催しが繰り広げられた。

 このうち、宇宙産業の総合商社「Space BD」による冒険型謎解きゲーム「銀河鉄道の落とし物」には、約1000人が参加。参加者は「謎解きキット」を受け取り、会場内に隠されたさまざまな問題を解いてWi―Fi(ワイファイ)のパスワードを導き出した。タブレット端末にパスワードを入れると、スペースX社(米国)の衛星につながり、特別動画を観賞した。

 親子で参加した照井志歩さん(若葉小学校6年)は「謎解きゲームに参加するのは初めて。普段見ることのない所に問題が隠されていて、面白かった。またやりたい」と笑顔を見せた。

 「一日店長体験」では、同市在住者が空き店舗で起業や経営を体験。安部希さん(37)は宮沢賢治をイメージした雑貨を販売し、「将来は雑貨屋を開きたいと思っている。銀行の融資や経営戦略なども学べて、参加して良かった」と話していた。

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