奥州・金ケ崎
「温泉旅館 衣紡」開業へ 旧衣川荘リニューアル 来春プレオープン【奥州】
奥州市衣川の旧国民宿舎サンホテル衣川荘が「奥州・平泉温泉旅館 衣紡（いつむ）」としてスタートを切る。市から施設を譲り受けた民間企業がリニューアル工事を進めており、新名称には衣川の歴史や文化、人を紡いでいくとの願いを込め、観光と地域振興の拠点として愛され続ける旅館を目指す。２０２４年３月下旬のプレオープン、夏ごろの正式オープンを予定している。
旧衣川荘は２２年７月に市の民間移譲で、リベラ・ホテルズ＆リゾーツ（旧永森商事、永森豊隆代表取締役）が改修工事を行っている。建物のメインとなる本館は外装工事が完了し、現在は内装工事が進められている。正式オープン時には４０室の客室を備える予定で、プレオープン時は一部の客室とラウンジ、食堂などの共用部が利用できる見通し。
同社では当初、新型コロナウイルス感染拡大によりホテル・旅館の需要の変化と、アウトドア志向の高まりから「グランピング施設」を計画し、今年７月の開業を予定していた。しかし、コロナ禍が落ち着き、再び需要が変化しているため改修計画を見直した上で「温泉旅館」の方針に変更した。
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