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大谷 右肘靱帯損傷 今季残り試合は登板せず

 【アナハイム時事】米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手(29)=花巻東高出=が右肘靱帯(じんたい)を損傷し、今季の残り試合は登板しないことになった。ミナシアン・ゼネラルマネジャー(GM)が23日、明らかにした。同日にあったレッズとのダブルヘッダー第1試合に先発として投げ、二回途中に降板した。【8面に関連】

 ミナシアン氏は「とても残念なニュースで、不幸にも起きてしまった。彼にとって、チームにとってタフな日になった」と表情を曇らせた。大谷は靱帯損傷を第1試合後に伝えられたというが、第2試合も2番指名打者で出場した。

 今年は春先のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本の優勝に貢献し、エンゼルスでは開幕から投打の二刀流でフル回転。疲労の蓄積があり、夏場からは両ふくらはぎ、右手中指などにけいれんが起き、途中交代する試合もあったが、ミナシアン氏は「肘周辺の痛みを聞いたのはきょうが初めて。詳細は分からないので様子を見る」と語った。セカンドオピニオンを求める考えで、今後の手術の可能性については「何も決まっていない」と話した。大谷はメジャー1年目を終えた2018年10月に右肘内側側副靱帯の再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け、20年に投手として復帰した。

 チームは25日からメッツ戦。大谷が打者として出場するかどうかを問われたミナシアン氏は「まだ分からない。先発メンバーで出ていても驚きはない。彼の決断をサポートする」と述べた。

 大谷は今季、23試合に先発して132回を投げ、10勝5敗、防御率3・14、167奪三振。打者としては両リーグトップの44本塁打を放ち、91打点、打率3割4厘の好成績を挙げている。

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