一関・平泉

乱世の心意気再現 24日に唐梅館絵巻 東山【一関】

第21回唐梅館絵巻のPRチラシ

 戦国乱世の心意気を現代に再現する一関市東山町の第21回唐梅館絵巻は、24日に同町長坂の唐梅館総合公園で開かれる。新型コロナウイルス禍による2年間の中止を経て2022年に再開したイベント。今年は催しの時間短縮や出演者・関係者の負担軽減、経費節減などの観点から従来の内容を一部見直し、すべての行事を同公園内で行う。

 唐梅館絵巻は葛西氏の重臣千葉一族の本拠地である唐梅館に磐井、胆沢、気仙、本吉、登米、栗原などから集結した諸将が豊臣秀吉が通達した小田原参陣に従うか否かを決する軍議を再現する催しで、行列や軍議、郷土芸能など関連のイベントを行っている。01年に第1回が開かれ、03年の第3回からは俳優やタレントが総大将役を務めるようになり、毎年多くの見物客が詰め掛けている。

 当日は午前10時30分から同公園内のイベント広場で開会セレモニーとちびっこよさこい、総祝い千人踊り、大勝餅まきのアトラクションを行い、11時15分に東山球場駐車場から軍議参上行列が出発。正午から芝生公園広場で軍議を再現し妙見の火祭り、布佐神楽保存会による出陣祝賀の舞、出陣餅まきを披露する。2時30分からはイベント広場で市消防団纏組と行山流大木鹿踊保存会、げいび大獅子太鼓の会、げいび藤美連の演奏や舞を繰り広げる。

 総大将役は、テレビアニメ「忍たま乱太郎」を舞台化したミュージカルに出演するなどミュージカルやテレビなどで幅広く活躍している同市出身の俳優佐藤智広さん(28)が務める。

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