神輿パレード復活 花巻まつり8日開幕
430年以上の歴史を誇る花巻まつり(実行委主催)は、8日から10日まで花巻市上町などの「おまつり広場」で開かれる。新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となっていた神輿(みこし)パレードが今年は4年ぶりに復活する。豪華絢爛(けんらん)な風流山車をはじめ、鹿踊(ししおどり)・神楽権現舞のパレード、花巻ばやし踊りパレードなども繰り広げられ、花巻の秋を盛り上げる。
花巻まつりは花巻開町の祖・北松斎公の時代(文禄年間)の観音祭りを起源に始まったとされ、2018年5月には市無形民俗文化財に指定された。新型コロナの影響で20、21年が中止となり、花巻開町430年の節目となった22年に3年ぶり復活した。
今年は神輿や風流山車は3日間とも運行。神輿は市内の78団体から87基、山車は12団体(5日現在)が参加する予定。8日の神楽権現舞は22団体、群舞かがり火鹿踊は8団体、9日の鹿踊は20団体、10日の花巻ばやし踊りは10団体が出演する。9日には防犯隊市中パレード、子供神輿パレードも繰り広げられる。
期間中、併催行事として午後2~9時に「おまつり広場」の周辺に屋台村を開設。豊沢町地内では露店も4年ぶりに復活する。午前10時~午後6時(最終日は5時)は市民体育館で花巻まつり特産品フェアが開かれる。
花巻まつりの開催時間は8日が午後3~9時、9、10日は午後2時50分~9時。開催期間中には北上川河川敷、北東金属グラウンドなど4カ所に臨時駐車場を設ける。
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