一関・平泉

今年産米全量1等 JA平泉初検査

持ち込まれたコメの粒ぞろいや着色粒の有無などを目視で確認する農産物検査員=14日、一関市中里のJAいわて平泉米集出荷センター「輝」

 JAいわて平泉(佐藤鉱一代表理事組合長)の2023年産米初検査は14日、一関市中里の同JA米集出荷センター「輝(きらり)」で行われた。持ち込まれた主力品種ひとめぼれと県オリジナル品種「金色の風」のうち、ひとめぼれ18・27トンの粒ぞろいや水分、着色粒の有無などを検査し、一部に猛暑の影響が見られたものの全量が1等に格付けされた。

 検査に先立ち行われた初検査式には関係者や農産物検査員、補助員ら25人が出席。あいさつで佐藤組合長は「今年は梅雨明けからの猛暑による高温で若干の影響はあるものの、いい米ができた。新たな拠点となるこの施設でしっかりとした低温管理を行い、良質ないわて平泉米を届けていく」、JA全農いわての信田陽一米穀部次長は「受給回復で全国から多くのオファーをいただいており、全量1等になることを願っている」とそれぞれ語った。

 同日検査を行ったのは、紙袋105袋(1袋30キロ)とフレコンバッグと呼ばれる袋型の大型容器で持ち込まれた14袋(1袋1080キロ)。検査では農産物検査員がそれぞれの袋から抽出したサンプルを目視で確認したほか、専用機器を使った食味検査も実施した。

 JAいわて平泉では同日、検査員出発式と検査めぞろえ会も開催。集荷目標を前年と同様の70万袋に掲げて11月までの検査に万全を期していく。

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