北上・西和賀

先人築いた古里 後世へ み霊供養、発展誓う えづりこ古墳まつり【北上】

オープニングで勇壮な演奏を披露した古墳太鼓のメンバー

 第47回えづりこ古墳まつりは23日、北上市北鬼柳のえづりこ古墳公園で開かれた。供養式典やマルシェ、芸能公演が繰り広げられ、参加者は先人が築いた文化や古里を後世に引き継いでいく決意を新たにした。

 先人たちの偉業をたたえみ霊を供養し、江釣子古墳群の文化財保護、多様な民俗芸能の保存継承へ1977年に始まった。江釣子地区自治振興協議会を中心とする実行委(委員長・伊藤幸次会長)が主催し、コロナ禍の中止、縮小を経て4年ぶりにフル開催した。

 供養式典では、古墳太鼓が勇壮な演奏を奉納し、伊藤会長は祭詞で「先人たちは自然の恵みや脅威を感じながら、江釣子を築いてくださった」と感謝。江釣子小の鈴木琉衣君(6年)は「先人たちは機械のない時代に土地を耕し水を確保し、稲を育てるのはどんなに大変だったか。日照りや冷害、水害は人々をとても苦しめたと聞く。広い農地と豊かな自然に恵まれた今の江釣子があるのは、そのご苦労のおかげ。先人たちに思いを巡らせ、自然を大切に、さらに発展させたい」と誓った。

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